ベジタリアンと魚の手作りレシピ

野菜や雑穀と魚が中心の簡単なレシピをご紹介します。

サンマロの城壁内の町のこと

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私が今迄で好んで行ったフランスの町は

ブルターニュの北の海添いのサンマロの町です。

 

サンマロ自体はもっと大きいですが、

イントラ・ミューロスというサンマロの壁内の町のこと

今日は話します。

 

海に沿って、城壁がそびえている中世の町ですが、

町自体が丘にあり、壁に囲まれていても

海がすぐに見えるので、違和感や重圧感はないです。

 

寄り道をしなければ、城壁を寄り道を一周するのに、

多分40分くらいの小さな町です。

 

町中の道は細いので車は少なく必要もないので、

心地よく、なぜか安心感があります。

 

海からの侵入者を守るための公的海賊でも有名ですが、

カナダを発見したジャック・カルティエの町でもあります。

 

町の大聖堂に彼は眠っています。

 

歴史もあり、観光地でもありますが、

庶民的なところが素晴らしいのです。

 

もちろん高級ブティックもあるし、

三ツ星レストランもあります。

 

海岸のすぐそばの高級ホテルもありますが、

気取っていない町並みが大好きです。

 

移民の多いフランスでも、いきなり外国人が小さな村に入り、

ホテルを探すのは冒険好きの私にも抵抗があります。

 

車があると良いですが、

電車にて気さくで美しい町村を見つけるのは容易ではありません。

 

そういう訳でサンマロを見つけた喜びは尽きず、

結局10数回ここに来た事になります。

 

まず空気が素晴らしい。

深い緑色の海は魅力的で、気候は超気まぐれ。

いつ雨が降り出すかわかりません。。

(レインコートは必需品です)

 

最高のスポットは岩の上にある城塞の前に広がる

二つに分かれた美しい海岸です。(上の写真です)

 

満ち潮で二つの海岸は完全に覆われ海一体になります。

 

一つは大きい岩や小さい岩が魅力的な海岸で、

満ち潮がその度に海の宝庫の一部を置いていきます。

 

色とりどりの海藻とイソギンチャクが岩場に光っている、

優しい生き物達の住むそこはまるで天国のよう。

 

 岩がごつごつして、裸足で歩くのは痛いのですが、

そのうち慣れてくるとかなりの距離を歩く事になります。

 

また朝の海岸の風景は想像を遥かに超えて常に新鮮です。

 

ある日は昆布などの海藻が大量に打ち上げられていたり、

ある日は美味しそうな大きなイカの死骸があったり、

 

海岸の砂浜の底には得体の知れない貝がゴソゴソ、

ほってもほってもその姿は決して見られません。。

 

またここの海は激しく、

時に波は高さと勢いで簡単に城壁を超えます。

 

城壁の上でその激しい波の凄まじい動きを見つめるのですが、

時々波を頭からかぶりそうで、

他の旅人達とげらげら笑って避けたりする遊びは楽しい。

 

サンマロ の話は尽きないのですが、

おすすめは海の見える海岸のすぐそばのホテルです。

 

トイレに行きたくても、忘れものをしても

海岸の近くだと大事な海との時間が節約できます。

 

部屋の窓から海が見える部屋は値段が張るので

未だにとったことがないですがw、

すぐにそこに海があるので、十分満足です。

 

私のお勧めするホテルは

Hotel de France et Chataubriand です。

 

ホテル内の中庭にはフランスの作家シャトーブリアンが

執筆活動に使った家が大切に保管してあります。

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 (これはホテルの中庭側の入り口)

 

ホテル自体は2つ星で値段も普通です。

理念がしっかりしているのが泊まるとわかります。

 

どの部屋もゆったりとしていて、バスタブも大きく

暖房管理もお湯の出具合も問題があったことがありません。

 

そして何よりも朝食が豪華で素敵です。

別料金が必要ですが、お昼ご飯もいらないくらいですw。

このレストランもこの土地に来る楽しみの一つです。

 

メニューで(コースで値段が決まっているもの)頼むと高くなく、

魅惑的な雰囲気の中で素晴らしくおいしい料理にありつけます。

 

もう一つおすすめのホテルは一週間食事付きをしてくれる

海から歩いて8分くらいの所です。

 

そのホテルのレストランは地元の人のおススメで

とてもおいしいのに、安価でびっくり。

家族で運営されている暖かさが良いのです。

 

(もし行かれる時は、コメントしてくだされば、

電話番号等お知らせします。)

 

旅行観光局はとても親切で色々な情報をもらえます。

バスや車でこの周辺の多様な自然と文化にも触れれます。

 

そして年一回のイラストの展示もとても有名です。

 

私の大好きなサンマロ。

特急が直通するようになり、サンマロの海は変わりました。

 

観光客が多くなり、海も汚れてしまったのでしょう。。

 

夢中で息子の友だちも皆連れて何度も訪れましたが、

 

様子が変わったのでとても悲しくなり、

それ以来行ってないですが、今でも美しいと聞いています。

 

今度のお休みに再度行って見たいと思います。

 

 

 長くなりましたが、サンマロの話でした。

ブルターニュ地方のこと

 

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今日は日本に似ている景色のある

ブルターニュ地方の話をしたいと思います。

 

色とりどりのこんぶやわかめやらの海藻が

岩だらけの砂浜に打ち上げられているのをみると郷愁を覚えます。

 

似ているところは、自然だけなんですがw。

 

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フランスの地図をまずご覧になってください。

土地は5角形に近いですね。

 

色々の地方の名前が書いてありますが、

ちなみにパリはイル・ド・フランス地方の中心市です。

 

かなり北にあります。

 

そしてその西隣が

りんごと酪農で有名なノルマンディー地方になります。

 

ノルマンディーには海もあり、

だいたいパリから3時間くらいで行けます。

 

ノルマンディー地方の西に

有名なサン・ミシェル島がありますが、

 

そのすぐ隣がブルターニュ地方に入ります。

5角形の左側の出っ張りの当たりに当たります。

 

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その出っ張りの北と南では気候も海もかなり違いがあります。

イギリスに近く、北からはフェリーも出ています。

 

北には国を守るために国に雇われた海賊、コルセーユがいました。

 

国といっても、共和国になるまでは

日本と同じで、たくさん小さな国に分かれていたんですね。

 

南にはセルト人が不思議な巨石文化を残しています。

海も北より明るく暖かいです。

 

海の自然は美しく、野生の貝類、牡蠣やムール貝が

岩をおおっていて、自然の豊さが残っています。

 

すぐ足もとの海にもぐって伊勢エビのようなオマールを

探し当ててみせてくれた事もあります。

 

満ち潮の時に連れてこられた小さなエビやカニや魚が

引き潮になると岩のくぼみに残されて、はねるほどいるのです。

 

美しい色とりどりのイソギンチャク、ヤドカリ、

フジツボ、多くの種類のカニ、可愛らしいヒトデの赤ちゃん。。

 

子供は皆ここにくると目をキラキラさせて探索します。

 

ブルターニュの人たちは、ブロトンと呼び、

ブルターニュ語を話します。

 

背が大きい人が多く、海際の厳しい気候に耐えてきた

辛抱強い人たちが多い、と聞いています。

 

このブログでもご紹介したそば粉のクレープが有名です。 

 

どこに行ってもたくさんクレープ屋さんが

並んでいます。

 

クレープ屋さんで軽く食事を済ませれるのは

この地方での楽しみの一つです。

 

次回は私のおすすめのサンマロの町のこと、宿泊ホテルや

レストランの話をしますね。

フランスの休暇について

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今日はフランスの休暇について書きたいと思います。

 

幼稚園から高校までの子供の休暇と大学生の休暇、

そして社会人のとは長さも日付も少しずれますが、

 

基本的には家族と一緒に休暇を過ごす様に考えられています。

 

学校の休みは1ヶ月半ごとに約2週間あります。

 

こんなに経済が落ち込んでも、

休暇は絶対に変えようとはしません。

 

基本的に休暇の為に仕事や勉強をしているように思えます。

 

休暇も何度もデモをしてフランス人達が

勝ち取って来た習慣の一つです。

 

ストレスの多いパリのような都会では

それもわかる気がします。

 

小さい子供たちには様々な問題が起こります。

 

エグゼマという皮膚の炎症は柔らかい子供の皮膚を悩ませます。

ストレスから来ると思われます。

 

柔らかい部分が乾燥し、白くなりかゆくなるので

掻くと爪の中のばい菌が入り炎症をおこすのです。

 

その他、変なインフルエンザや気管支炎など、

様々な病気に悩まされます。

 

外的には車の排気ガスなどの公害が主な原因ですが、

ストレスの多い社会ですから、子供はその影響を受けるのです。

 

フランス人はラテンの血が入っていますから感情が激しく、

否定的な言葉を吐き出す事も原因だと思います。

 

そうすればぶつかりが多くなるのは当然ですね?

 

頻繁な休暇は子供には必要なのでしょう。

休暇の前の週などは、どの子供たちも疲れが目につきます。

 

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フランスでもパリなど北の方は

冬が長く、太陽が当たらないのでビタミンD不足になりがちです。

 

ビタミンDが不足になると、疲れがとれなく

気が落ち込む人も多々あります。

 

11月から2月は日光はほとんど当たらなく

雨が多く(昔は雪だったんでしょうが)グレー一色です。

(この頃にパリに来る事はお勧め出来ません。)

 

それで太陽を求めて移動する必要が実際にあります。

旅行もお金がかかります。

 

もしくは医者にビタミンDのカプセルを貰う事です。

 

地方に住んでいる両親の家に子供を預けたりする家族も多いです。

 

私の子供が小さい頃は体が弱かったので、

イオンやヨードの豊富な海のそばの

ブロターニュ地方によく連れて行きました。

 

またその話は後日にしたいと思います。

ご参考になれば嬉しいです。

フランスの普通の家庭の食事会

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アンケートにお答えくださいまして、真にありがとうございました。

 

今日はリクエストにお答えできたら、と思い

フランスの普通の家庭の食事会について書きます。

 

フランスでは自宅に招待されるのが日常茶飯事です。

 

あなたとうちの空間で時間を共有するという意味で

楽しくかつ大事な儀式のようにも思います。

 

食べる量はフランスと日本だとかなりの違いがあります。

それがわかるのに、あまり時間がかかりませんでしたw。

 

わかってからは、

いつも作る量の倍にしていないと気が気でなりません。。

あっという間にお皿にのっている物がなくなってしまうのでw(汗)

 

ワインの量だって飲む方はかなり飲みます。

酔わないので、肝臓が強いのでしょう。

 

夕食の時間は8時が通常です。

時間よりだいたい15分は遅れるので

 

8時半頃からワインとおつまみで始まり、

最低でも1時間半はかかると思います。

 

楽しいと12時すぎて夜中の1時近くになる時もあります。

ということは4時間から5時間近いですね。

 

招待は大仕事なので、

レストランで会うようになった友人たちもいます。

 

招待すると2〜3日前から用意しておかないと焦るし、

当日はお給仕をしないとだめだし、

 

まず来客に飲み物とおつまみを出し、

招待された人が全員が集まってからテーブルにつき、

 

初めにアントレ(前菜)、メインディッシュ、

そしてサラダ、チーズ、デザート、

 

最後にコーヒー、コニャックとかの食後酒

という流れになります。

 

メインディッシュはお魚かお肉が中心で

野菜などの付け合わせが必ずつきます。

 

前菜を食べたら私などはお腹が一杯w。

 

甘い物が大好きなフランス人にとって

デザートはとっても大事。

 

果物類のデザートに、ケーキ類、そしてクッキーなど

私はいつも最低3種類は用意しています。

 

コレステロールを気にする年配の方達にはチーズはパス。

サラダだけにします。

 

大きなテーブルだったら近所の方や迎えの人、

小さいテーブルなら全員と話しながら頂きます。

 

だから席の配分をよく考えないとだめです。

女の人と男の人とを交互に交える様にします。

 

おしゃべり好きのフランス人は食べながら

延々と一つの話題から他の話題に渡りながら話をします。

 

それにしても、よく器用に食べながら話せるなあ、と

私は聞きながらいつも関心してしまいます。

 

食べ物を口に入れたら、話せないでしょう?

 

あまり噛んでないから出来るのでは、と思うんですが、

そこのところは未だによくわかりませんw。

 

私は話す事と食べる事の両立がへただし、

話もついていけない時は、おとなしく聞いています。

 

幼い頃から食べるマナーは家庭ではうるさいほど言われます。

食べ方がその人の育つ環境を表すといって、皆すごく神経質です。

 

最近の若い人たちは、元貴族でも皆

ざっくばらんになってきたらしいです。

 

ヨーロッパは未だに階級社会であると思いますけど、

若い人たちが変えていくのでしょう。

 

長くなりましたが、

フランスの普通の家庭の食事会の話でした。

アンケートのお願いがあります。

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今日は皆さまにお願いがあります。

 

レシピだけでなく、ブログの幅を広げていこうと思っています。

 

 

こういう事を知りたい、とかもっとこうすれば、

というリクエストがありましたら、

是非教えてくださればとても助かります。

 

もちろん答えられない内容だと無理ですが、

楽しんで頂けるような内容にしていきたいと思っています。

 

例えば、私はフランスのパリに在住ですので、

こちらで使っている料理の道具はどういうもの?

 

カボチャはどういう種類があるの?とかでもいいし、

 

スパイスはどういうのがスーパーに売っている?とか。

 

パリではレストランに本当に犬を連れて行けるの?とかでも

大丈夫です。

 

難しい事はわかりませんが、知っている事はもちろん、

わからなければ、こちらの人に聞いてみる事はできます。

 

コメントの方に残して頂ければ助かります。

 

一言でもよろしいので、どうぞよろしくお願いします。

ズッキーニのパンケーキの作り方

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今日はズッキーニパンケーキの作り方を

ご紹介したいと思います。

 

これは甘くないパンケーキなので、お酒のあてだとか

お料理の前や他の料理の付け足しにもいいかもしれません。

 

ズッキーニは夏野菜なので季節的には外れてるんですが、

トマトのように年中手に入ると思います。

日本で手に入らなければ、旬の夏にでもご活用くださいね。

 

 

ズッキーニの細切りと卵と小麦粉少しで作りますが、

コレステロールが気になる方は卵の白身だけ使いましょう。

 

軽いパンケーキになって、とってもおいしいです。

 

 

今日はズッキーニ1本分です。

 

材料:

 

ズッキーニ 1本

卵 2個〜3個

小麦粉 大さじ2〜3杯

塩こしょう 少々

胡麻太白油 少々

 

作り方:

 

1 ズッキーニを洗って、斜め切り厚さ5ミリ位に切り、

  更にそれを細く切ります。

 

2 卵を泡立て器で泡立てて、小麦粉を

  入れてざくっと混ぜます。

  1のズッキーニを入れ塩こしょうをします。

 

3 フライパンを温め、油を少し入れて

  スプーンですくって5センチ位の大きさの

  パンケーキを焼きます。

  両面をこんがり焼きます。

 

 

おやつ代りでも良いかもしれませんね。

 

口当たりが良いので、子供も喜んで食べてくれると思います。

 

ズッキーニの天ぷらは家の息子の大好物ですが、

油で少し揚げる様にすると、

大概の子供は嫌いな野菜も食べてくれます。

 

これはパンケーキなので油は普通で良いです。

 

 

ご参考になれば嬉しいです。

わかめの酢の物の作り方

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今日は手軽にできる

わかめの酢の物の作り方をお届けします。

 

酢の物にすると、わかめがたくさん食べれるので

たくさん作って冷蔵庫に入れておくと便利です。

 

サラダに入れたり、炒め物に入れたりして

応用がききますので、おすすめです。

 

タコを足せば、タコとわかめの酢の物にもなりますね。

 

今日は2人分のレシピです。

 

材料:

わかめ 50g

昆布酢 大さじ3

(昆布を1時間米酢につける)

醤油 大さじ1

米飴 大さじ1

塩 少々適宜

 

作り方:

 

1 わかめは戻して、食べやすい大きさに切り、

  湯通しをしておく。

 

2 調味料を混ぜる。塩は後で味見の時に使う。

 

3 1のわかめに2の調味料をかけて混ぜる。

 

 

なんのことはない、誰でも出来るものですが、

私はわかめを1袋戻して、作ってしまいます。

 

その時は調味料を足して、味見をしてくださいね。

酢と米飴の割合はお好みで変えてください。

 

他の料理に足したりするには、単純なのがいいです。

 

昆布酢にすると、甘みがありますので

米飴も少しで足りると思います。

 

後はごまをふったり、ポン酢を足したり、野菜を入れて

ゆずこしょうをかけたり、とバリエーションが無限です。

 

 

ご参考になれば嬉しいです。