ベジタリアンと魚の手作りレシピ

野菜や雑穀と魚が中心の簡単なレシピをご紹介します。

サンマロの城壁内の町のこと

f:id:hirokonishida:20150126032334p:plain

 

私が今迄で好んで行ったフランスの町は

ブルターニュの北の海添いのサンマロの町です。

 

サンマロ自体はもっと大きいですが、

イントラ・ミューロスというサンマロの壁内の町のこと

今日は話します。

 

海に沿って、城壁がそびえている中世の町ですが、

町自体が丘にあり、壁に囲まれていても

海がすぐに見えるので、違和感や重圧感はないです。

 

寄り道をしなければ、城壁を寄り道を一周するのに、

多分40分くらいの小さな町です。

 

町中の道は細いので車は少なく必要もないので、

心地よく、なぜか安心感があります。

 

海からの侵入者を守るための公的海賊でも有名ですが、

カナダを発見したジャック・カルティエの町でもあります。

 

町の大聖堂に彼は眠っています。

 

歴史もあり、観光地でもありますが、

庶民的なところが素晴らしいのです。

 

もちろん高級ブティックもあるし、

三ツ星レストランもあります。

 

海岸のすぐそばの高級ホテルもありますが、

気取っていない町並みが大好きです。

 

移民の多いフランスでも、いきなり外国人が小さな村に入り、

ホテルを探すのは冒険好きの私にも抵抗があります。

 

車があると良いですが、

電車にて気さくで美しい町村を見つけるのは容易ではありません。

 

そういう訳でサンマロを見つけた喜びは尽きず、

結局10数回ここに来た事になります。

 

まず空気が素晴らしい。

深い緑色の海は魅力的で、気候は超気まぐれ。

いつ雨が降り出すかわかりません。。

(レインコートは必需品です)

 

最高のスポットは岩の上にある城塞の前に広がる

二つに分かれた美しい海岸です。(上の写真です)

 

満ち潮で二つの海岸は完全に覆われ海一体になります。

 

一つは大きい岩や小さい岩が魅力的な海岸で、

満ち潮がその度に海の宝庫の一部を置いていきます。

 

色とりどりの海藻とイソギンチャクが岩場に光っている、

優しい生き物達の住むそこはまるで天国のよう。

 

 岩がごつごつして、裸足で歩くのは痛いのですが、

そのうち慣れてくるとかなりの距離を歩く事になります。

 

また朝の海岸の風景は想像を遥かに超えて常に新鮮です。

 

ある日は昆布などの海藻が大量に打ち上げられていたり、

ある日は美味しそうな大きなイカの死骸があったり、

 

海岸の砂浜の底には得体の知れない貝がゴソゴソ、

ほってもほってもその姿は決して見られません。。

 

またここの海は激しく、

時に波は高さと勢いで簡単に城壁を超えます。

 

城壁の上でその激しい波の凄まじい動きを見つめるのですが、

時々波を頭からかぶりそうで、

他の旅人達とげらげら笑って避けたりする遊びは楽しい。

 

サンマロ の話は尽きないのですが、

おすすめは海の見える海岸のすぐそばのホテルです。

 

トイレに行きたくても、忘れものをしても

海岸の近くだと大事な海との時間が節約できます。

 

部屋の窓から海が見える部屋は値段が張るので

未だにとったことがないですがw、

すぐにそこに海があるので、十分満足です。

 

私のお勧めするホテルは

Hotel de France et Chataubriand です。

 

ホテル内の中庭にはフランスの作家シャトーブリアンが

執筆活動に使った家が大切に保管してあります。

f:id:hirokonishida:20150126032311p:plain

 (これはホテルの中庭側の入り口)

 

ホテル自体は2つ星で値段も普通です。

理念がしっかりしているのが泊まるとわかります。

 

どの部屋もゆったりとしていて、バスタブも大きく

暖房管理もお湯の出具合も問題があったことがありません。

 

そして何よりも朝食が豪華で素敵です。

別料金が必要ですが、お昼ご飯もいらないくらいですw。

このレストランもこの土地に来る楽しみの一つです。

 

メニューで(コースで値段が決まっているもの)頼むと高くなく、

魅惑的な雰囲気の中で素晴らしくおいしい料理にありつけます。

 

もう一つおすすめのホテルは一週間食事付きをしてくれる

海から歩いて8分くらいの所です。

 

そのホテルのレストランは地元の人のおススメで

とてもおいしいのに、安価でびっくり。

家族で運営されている暖かさが良いのです。

 

(もし行かれる時は、コメントしてくだされば、

電話番号等お知らせします。)

 

旅行観光局はとても親切で色々な情報をもらえます。

バスや車でこの周辺の多様な自然と文化にも触れれます。

 

そして年一回のイラストの展示もとても有名です。

 

私の大好きなサンマロ。

特急が直通するようになり、サンマロの海は変わりました。

 

観光客が多くなり、海も汚れてしまったのでしょう。。

 

夢中で息子の友だちも皆連れて何度も訪れましたが、

 

様子が変わったのでとても悲しくなり、

それ以来行ってないですが、今でも美しいと聞いています。

 

今度のお休みに再度行って見たいと思います。

 

 

 長くなりましたが、サンマロの話でした。